「最先端医療や最新医療機器、検査機器の勉強ができなくなる」というデメリット

クリニックはベッド数19床以下、規模の小さな医療機関。無床の医療機関なら、医師は入院患者の回診や急変時の対応などもなく、毎日ゆったり外来患者の診察だけに専念できているように感じられます。

傍からみると気楽に見える診療所の医師ですが、実はデメリットもあるのです。
病院勤務の医師と比べて、なにが不利になるのでしょうか?

診療所は規模の小さな医療機関で、地元に住む患者のかかりつけ医としての機能を果たしています。
大学病院や大規模病院の側からすれば、風邪や体調不良程度で毎日大勢の患者が押し寄せてくるようでは業務に支障がでるため、地域住民の健康管理の受け皿となるクリニックは必要不可欠ですよね。

かかりつけ医では糖尿病などの持病の診察、治療のほかにも日常的にかかりそうな疾患(風邪やインフルエンザ、頭痛など)も診察し、治療を行います。
そのためクリニックでは、レントゲンや血液検査のための検査機器はあっても、MRIやCTスキャンなど高額な検査機器を導入していないところも多々あります。

最先端の検査機器、医療機器を購入・レンタルすると、それだけでもかなりの金額になり経営を圧迫してしまうでしょう。
もちろん診療所のなかには高額な検査機器を導入しているケースもありますが、莫大な費用がかかることもあり全体からみれば少数派です。

つまりクリニックのデメリットは「最先端医療や最新医療機器、検査機器の勉強ができなくなる」ということにあります。
一度診療所に勤務し始めると、毎日行う業務は血液検査やレントゲン、点滴など限られたものになりがち。

毎日の仕事がルーティン化していくことは必ずしも悪いことばかりではなく、日々の業務がある程度パターン化されることで安心する面は確かにあります。
ただ、最新の医療を研究したい、勉強したいと望む医師にとって診療所は最適とは言えません。

画像出典元:http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/mm/jitsuha/151126_1.html

「毎日顔を合わせるのが決まった医師や看護師なので刺激がない」というデメリット

また毎日顔を合わせる医師や看護師が決まってくるため、刺激がないのもデメリットでしょう。
総合病院や大学病院の場合、他分野の医師が同じ病院で働いているため医師同士の交流をはかることができますが、小さな診療所ではそうもいきません。

もし同僚の医師とウマが合わない場合、狭い院内では逃げ場がないため精神的なストレスを抱えながら仕事をしなければなりません。
相手が上司(院長など)であれば、パワハラを受ける可能性さえもあります。

人間関係を上手く築けるスタッフが集まれば良いですが、逆にいじめやパワハラなどで居づらくなったときは、大病院のように異動させてもらうこともできず逃げ場がないことが、クリニックのデメリットといえるでしょう。